「春になると、なんだかイライラしやすくなる」 「生理前に気持ちが沈んだり、怒りっぽくなったりする」 「目が疲れやすくて、夕方になるとかすんでくる」
そんな症状、今の季節に心当たりはありませんか?
それは、あなたの「肝(かん)」が疲れているサインかもしれません。
前回の記事で木タイプ(肝が弱りやすい)に当てはまった方は、ぜひこの記事を読んでみてください。今日からできる養生法と、毎日の食事に取り入れやすい食材をご紹介します😊
東洋医学の「肝」ってどんな臓器?
東洋医学の「肝」は、西洋医学でいう肝臓とは少し異なります。
カラダ全体の「流れ」と「血の管理」を担う、とても大切な臓器です。
① 気と血の流れをコントロールする
カラダ全体の気と血の流れを調整する役割があります。ストレスや緊張が続くと、この流れが滞り、イライラ・胸の張り・頭痛・PMSなどの症状があらわれやすくなります。
② 血を蓄え、必要なところへ届ける
特に目・筋肉・爪・子宮への血の供給に深く関わっています。肝が弱ると、目の疲れ・かすみ、筋肉のこわばり・つり、月経不順などが起こりやすくなります。
肝タイプが弱りやすい季節は「春」
東洋医学では、五臓それぞれに対応する季節があります。肝に対応するのは「春」です。
春は万物が動き出す季節。カラダの中でも気と血が活発に動きはじめ、肝への負担が大きくなります。もともと肝が弱りやすい肝タイプの方は、この時期に特に不調があらわれやすくなります。
「毎年この時期になると調子が悪い…」という方は、肝をいたわることを意識してみてください。
肝タイプにあらわれやすい不調
肝タイプの方は、こんな症状が出やすい傾向があります。
・イライラしやすく、ストレスをため込みやすい
・目が疲れやすい・かすみやすい・乾燥しやすい
・PMSや月経不順、月経痛が強い
・筋肉がこわばりやすい・足がつりやすい
・春になると頭痛・めまい・気分の波が出やすい
・寝つきが悪い、眠りが浅い
「全部当てはまる…」という方もいるかもしれません。でも大丈夫。知ることが、ととのえる第一歩です😊
養生法①|生活習慣からととのえる
ストレスをため込まない工夫を
肝が一番苦手なのがストレスです。怒り・緊張・プレッシャーが続くと、気の流れが滞り(「肝気鬱結(かんきうっけつ)」といいます)、さまざまな不調につながります。
こまめに発散する習慣を作ることが大切です。
・好きな香りを取り入れる(アロマ・ハーブティーなど)
・深呼吸やストレッチで気を動かす
・感情を日記に書き出す
特に香りは、気の巡りを助けるとされています。ジャスミン・ローズ・ゆずなど、好きな香りを日常に取り入れてみてください。
目を休ませる
肝は「目」と深くつながっています。スマートフォンやパソコンを長時間使う現代は、肝に大きな負担をかけています。
・1時間に1回は目を閉じて休憩する
・蒸しタオルで目を温める
・就寝前のスマホをなるべく控える
小さなことですが、毎日続けることで変わってきます。
夜11時〜3時はしっかり眠る
東洋医学では、夜11時〜翌3時は肝が血を補い、修復する時間とされています。この時間帯に起きていたり、眠りが浅かったりすると、肝の回復が追いつかなくなります。
完璧でなくてもOK。できる範囲で、この時間帯に眠れる生活リズムを意識してみてください。
養生法②|食事で「肝」をととのえる
肝タイプにおすすめの食材
酸味のある食材
東洋医学では「酸味は肝に入る」とされています。適度な酸味は肝のはたらきを助けます。
👉 梅干し・お酢・レモン・かぼす・トマト
血を補う食材
肝タイプは血が不足しやすい傾向があります。血を補う食材を意識して取り入れましょう。
👉 レバー・あさり・ほうれん草・黒ごま・なつめ・クコの実
気の巡りをよくする食材
気が滞りやすい肝タイプには、流れをスムーズにする食材がおすすめです。
👉 セロリ・三つ葉・春菊・らっきょう・みかんの皮(陳皮)
肝タイプが控えたい食材
・アルコール:肝への負担が大きくなります
・脂っこいもの・味の濃いもの:気と血の流れを滞らせやすいです
・過度な辛いもの:気を消耗させやすくなります
「食べてはいけない」ではなく、「食べすぎない」を意識するくらいでOKです😊
まとめ|今日からできるととのえ習慣3つ
むずかしく考えなくて大丈夫です。まずはこの3つから試してみてください。
- 朝にレモン水か梅干し入りのお湯を飲む(酸味で肝をサポート)
- 夜11時までに布団に入るようにする(肝の修復タイムを守る)
- 好きな香りを1つ決めて、毎日取り入れる(気の巡りを助ける)
小さな習慣の積み重ねが、カラダとココロをととのえていきます。
春のイライラや目の疲れ、PMSがつらいと感じている方は、まず「肝をいたわること」を意識してみてください。
あなたのカラダは、ちゃんとサインを出してくれています。そのサインに気づいて、ととのえていくこと。それが私の考える「養生」です😊
次回は、「心(しん)タイプ」の特徴と養生法をお伝えします。動悸・不安感・眠りの浅さが気になる方は、ぜひ次回もお楽しみに。

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