「なんだか胸がドキドキしやすい」
「不安や緊張が強くて、気持ちが落ち着かない」
「眠りが浅くて、夜中に何度も目が覚める」
そんな症状、最近感じていませんか?
それは、あなたの「心(しん)」が疲れているサインかもしれません。
前回の記事で火タイプ(心が弱りやすい)に当てはまった方は、ぜひこの記事を読んでみてください。今日からできる養生法と、毎日の食事に取り入れやすい食材をご紹介します😊
東洋医学の「心」ってどんな臓器?
東洋医学の「心」は、西洋医学でいう心臓とは少し異なります。
カラダ全体に血を送るだけでなく、「こころ」や「意識」も司る、とても大切な臓器です。
① 血を全身に巡らせる
心は血液を全身に送り出すポンプの役割を担っています。心が弱ると、血の巡りが悪くなり、動悸・顔色の悪さ・手足の冷えなどの症状があらわれやすくなります。
② こころと意識を司る
東洋医学では、こころの働き(思考・感情・意識)は「心」が担うと考えます。心が弱ると、不安感・緊張・イライラ・眠りの浅さ・物忘れなどが起こりやすくなります。
心タイプが弱りやすい季節は「夏」
東洋医学では、五臓それぞれに対応する季節があります。心に対応するのは「夏」です。
夏の暑さはカラダに熱をこもらせ、心への負担を大きくします。もともと心が弱りやすい心タイプの方は、この時期に特に不調があらわれやすくなります。
「毎年夏になると眠れなくなる」「暑い日は動悸がしやすい」という方は、心をいたわることを意識してみてください。
心タイプにあらわれやすい不調
心タイプの方は、こんな症状が出やすい傾向があります。
・動悸がしやすい、胸がドキドキする
・不安感や緊張感が強い
・眠りが浅く、夢をよく見る ・暑がりで、顔が赤くなりやすい
・物忘れが多い、集中力が続かない ・夏になると体調が崩れやすい
「当てはまるものが多い…」という方も大丈夫。知ることが、ととのえる第一歩です😊
養生法①|生活習慣からととのえる
興奮・緊張・刺激を減らす
心が一番苦手なのが「過度な興奮と緊張」です。忙しすぎる毎日・情報過多・感情の波が続くと、心に大きな負担がかかります。
意識して「静かな時間」を作ることが大切です。
・食事中はスマホを置いて、食事だけに集中する時間を作る ・ゆっくり湯船につかってリラックスする ・深呼吸や瞑想で気持ちを落ち着かせる
特に就寝前の過ごし方が重要です。就寝1時間前からはスマホを手放し、できるだけ穏やかに過ごすことを意識してみてください。
昼寝を上手に取り入れる
東洋医学では、正午(11時~13時)は心をいたわりたい時間帯とされます。この時間帯に短い昼寝(15~20分)を取ると、気持ちを整えやすくなります。
難しければ目を閉じて横になるだけでもOK。心を少し休ませてあげましょう。
夜は早めに眠る
夜は、心を落ち着かせて眠りにつく準備をする時間です。夜更かしや寝不足が続くと、気持ちが休まりにくくなり、不安感や動悸、眠りの浅さが気になりやすくなります。
完璧でなくてもOK。できる範囲で、23時までに眠れる生活リズムを目指してみてください。
養生法②|食事で「心」をととのえる
心タイプにおすすめの食材
苦味のある食材
東洋医学では「苦味は心に入る」とされています。適度な苦味は心の熱をしずめる養生として用いられます。
👉 ゴーヤ・レタス・緑茶・セロリ・にがうり
こころを落ち着かせる食材
不安感や動悸が気になる心タイプには、精神を安定させる食材がおすすめです。
👉 なつめ・百合根(ゆりね)・牡蠣・蓮の実・小麦・ほうれん草
血を補う食材
心タイプは血が不足しやすく、それが不安や眠りの浅さにつながることがあります。
👉 レバー・あさり・黒ごま・クコの実・なつめ・にんじん
心タイプが控えたい食材
・辛いもの・刺激物:心の熱をさらに高めやすいです ・アルコール:こころの興奮を煽りやすくなります ・コーヒー・カフェイン:動悸や不眠を悪化させやすいです
「とりすぎない・続けすぎない」を意識するくらいでOKです😊
まとめ|今日からできるととのえ習慣3つ
むずかしく考えなくて大丈夫です。まずはこの3つから試してみてください。
1.就寝1時間前にスマホを手放す(心を静めて眠りの質を上げる)
2. なつめや百合根を日々の食事に取り入れる(こころを落ち着かせる)
3. お昼に5分だけ目を閉じる(心の疲れをリセットする)
小さな習慣の積み重ねが、カラダとココロをととのえていきます。
夏の動悸や不安感、眠りの浅さがつらいと感じている方は、まず「心をいたわること」を意識してみてください。
あなたのカラダは、ちゃんとサインを出してくれています。そのサインに気づいて、ととのえていくこと。それが私の考える「養生」です😊
※動悸や不眠が強い、急に悪化した、胸痛や息苦しさを伴う場合は、早めに医療機関へ相談してください。
次回は、「脾(ひ)タイプ」の特徴と養生法をお伝えします。食後の眠気・むくみ・胃もたれが気になる方は、ぜひ次回もお楽しみに。小さな習慣の積み重ねが、カラダとココロをととのえていきます。


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