脾タイプさんへ|食後の眠気・むくみ・胃もたれは「脾」からのサインかもしれません

東洋医学・体質

食後にどうしても眠くなる」 「脚や顔がむくみやすくて、身体が重だるい」 「胃がもたれやすく、食欲にムラがある」

そんな症状、心当たりはありませんか?

それは、あなたの「脾(ひ)」が弱っているサインかもしれません。

前回の記事で土タイプ(脾が弱りやすい)に当てはまった方は、ぜひこの記事を読んでみてください。今日からできる養生法と、毎日の食事に取り入れやすい食材をご紹介します😊

東洋医学の「脾」ってどんな臓器?

東洋医学の「脾」は、消化吸収や水分代謝を担うはたらきとして捉えます。食べたものをエネルギーに変えて、全身に届ける「消化・吸収・運搬」を担う、とても大切な臓器です。

① 食べたものをエネルギーに変える

脾は飲食物を消化・吸収し、気と血のもとになる栄養を作り出します。脾が弱ると、食べても栄養がうまく吸収されず、疲れやすさ・食後の眠気・胃もたれなどの症状があらわれやすくなります。

② 水分の代謝を調整する

脾は体内の水分をコントロールする役割も担っています。脾が弱ると水分がうまく代謝されず、むくみ・身体の重だるさ・湿気に弱いなどの症状が出やすくなります。

脾タイプが弱りやすい季節は「梅雨・長夏」

東洋医学では、五臓それぞれに対応する季節があります。脾に対応するのは「長夏(梅雨〜夏の終わり)」です。

湿気の多い梅雨の時期は、脾への負担が特に大きくなります。もともと脾が弱りやすい脾タイプの方は、この時期に身体の重だるさやむくみ、食欲不振が悪化しやすくなります。

「梅雨になると毎年身体がだるい」という方は、脾をいたわることを意識してみてください。

脾タイプにあらわれやすい不調

脾タイプの方は、こんな症状が出やすい傾向があります。

・食後に強い眠気が来る

・脚や顔がむくみやすい

・胃がもたれやすく、消化が遅い

・身体が重だるく、疲れやすい

・雨の日や湿気の多い日に体調が悪くなる

・食欲にムラがある、味が薄く感じる

「当てはまるものが多い…」という方も大丈夫。知ることが、ととのえる第一歩です😊

養生法①|生活習慣からととのえる

食事はゆっくり、よく噛んで食べる

脾が一番負担を感じるのが「消化の負担」です。早食い・ドカ食い・冷たいものの食べすぎは、脾を一気に疲弊させます。

ゆっくりよく噛んで食べることが、脾の養生の基本です。

・いつもより少し多く噛むことを意識する

・食事中はスマホを置いて、食事だけに集中する

・食べすぎず、腹八分目を意識する

「噛む」ことは脾の負担を減らし、消化吸収を助けてくれます。まずは噛む回数を増やすことから始めてみてください。

冷たいもの・生ものを控える

脾は「冷え」をとても苦手とします。冷たい飲み物・アイス・生野菜サラダなどを日常的に摂ると、脾の機能がどんどん低下してしまいます。

・飲み物は常温か温かいものを選ぶ

・夏でもアイスや冷たいドリンクはほどほどに

・野菜はできるだけ加熱して食べる

冷えから脾を守ることが、むくみや胃もたれの改善につながります。

身体を動かして気と水を巡らせる

脾が弱ると気と水の流れが滞り、むくみや重だるさにつながります。適度な運動で気と水の巡りを助けることが大切です。

・食後に足踏みやかかとの上げ下げを数回行う(その場でできる簡単な動きで気と水を巡らせる)

・ふくらはぎのストレッチやマッサージ

・湿気の少ない時間帯に外に出る

激しい運動よりも、毎日続けられる軽い運動がおすすめです。

養生法②|食事で「脾」をととのえる

脾タイプにおすすめの食材

甘味のある食材(自然な甘み)

東洋医学では「甘味は脾に入る」とされています。砂糖の甘さではなく、自然な甘みが脾のはたらきを助ける養生として用いられます。
👉 かぼちゃ・さつまいも・とうもろこし・山芋・なつめ

消化を助ける食材

脾の消化機能をサポートする食材を積極的に取り入れましょう。
👉 大根・カブ・生姜・陳皮(みかんの皮)・酢・麹

余分な水分を排出する食材

むくみや水分の滞りが気になる脾タイプには、利水作用のある食材がおすすめです。
👉 はと麦・小豆・冬瓜・きゅうり・とうもろこしのひげ茶

脾タイプが控えたい食材

・冷たいもの

・生もの:脾の機能を低下させやすいです

・脂っこいもの・甘いもの(砂糖):消化の負担を増やしやすいです

・アルコール・生ビール:湿を溜めやすく、むくみを悪化させます

「とりすぎない・続けすぎない」を意識するくらいでOKです😊

※消化器症状(胃痛・吐き気・下痢・体重減少など)が続く場合や急に悪化した場合は、早めに医療機関へ相談してください。

まとめ|今日からできるととのえ習慣3つ

むずかしく考えなくて大丈夫です。まずはこの3つから試してみてください。

1.飲み物を常温か温かいものに変える(冷えから脾を守る)

2.食事はゆっくりよく噛んで食べる(脾の消化負担を減らす)

3.はと麦茶や小豆を日々の食事に取り入れる(余分な水分を排出する)

小さな習慣の積み重ねが、カラダとココロをととのえていきます。

食後の眠気やむくみ、胃もたれがつらいと感じている方は、まず「脾をいたわること」を意識してみてください。

あなたのカラダは、ちゃんとサインを出してくれています。そのサインに気づいて、ととのえていくこと。それが私の考える「養生」です😊

次回は、「肺(はい)タイプ」の特徴と養生法をお伝えします。乾燥・咳・皮膚のトラブルが気になる方は、ぜひ次回もお楽しみに。

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