「秋になると、肌や喉がカラカラに乾燥する」
「咳や鼻水が出やすく、風邪をひきやすい」
「皮膚が敏感で、かゆみや荒れが気になる」
そんな症状、心当たりはありませんか?
それは、あなたの「肺(はい)」が弱っているサインかもしれません。
以前の記事で五臓タイプをチェックした方で、肺タイプに当てはまった方は、ぜひこの記事を読んでみてください。今日からできる養生法と、毎日の食事に取り入れやすい食材をご紹介します😊
東洋医学の「肺」ってどんな臓器?
東洋医学の「肺」は、西洋医学でいう肺臓だけでなく、皮膚・鼻・喉など「外界と接するすべて」を守る臓器です。カラダを外敵から守る「バリア機能」を担う、とても大切な臓器です。
① 呼吸と気を主る
肺は呼吸を通じて外の気(空気)を取り込み、全身に気を巡らせる役割があります。肺が弱ると、気の巡りが滞り、疲れやすさ・息切れ・声のかすれなどの症状があらわれやすくなります。
② 皮膚と鼻を守る
東洋医学では「肺は皮毛を主る」といわれ、皮膚・毛穴・鼻は肺と深くつながっています。肺が弱ると、皮膚の乾燥・かゆみ・鼻づまり・花粉症などの症状が出やすくなります。
肺タイプが弱りやすい季節は「秋」
東洋医学では、五臓それぞれに対応する季節があります。肺に対応するのは「秋」です。
秋は空気が乾燥し、肺への負担が大きくなる季節です。もともと肺が弱りやすい肺タイプの方は、この時期に乾燥・咳・皮膚トラブルが悪化しやすくなります。
「毎年秋になると肌や喉が乾燥する」「秋から冬にかけて風邪をひきやすい」という方は、肺をいたわることを意識してみてください。
肺タイプにあらわれやすい不調
肺タイプの方は、こんな症状が出やすい傾向があります。
・喉や肌が乾燥しやすい
・咳・鼻水・鼻づまりが出やすい
・風邪をひきやすく、治りにくい
・皮膚が敏感でかゆみや荒れが起きやすい
・花粉症やアレルギーが出やすい
・悲しみや落ち込みを感じやすい(肺は「悲」の感情と関係します)
「当てはまるものが多い…」という方も大丈夫。知ることが、ととのえる第一歩です😊
養生法①|生活習慣からととのえる
乾燥から肺を守る
肺が一番苦手なのが「乾燥」です。空気の乾燥が続くと、肺のバリア機能が低下し、風邪やアレルギーにかかりやすくなります。
乾燥対策を日常に取り入れることが大切です。
・加湿器を使って室内の湿度を50〜60%に保つ
・外出時はマスクで喉と鼻を保護する
・入浴後はすぐに保湿して皮膚の乾燥を防ぐ
特に秋から冬にかけては意識的に乾燥対策をしてみてください。
深呼吸で肺を動かす
肺タイプの方は、浅い呼吸になりがちです。意識的に深呼吸をすることで、肺の機能を高め、気の巡りを助けることができます。
・朝起きたら窓を開けて深呼吸を5回行う
・鼻から4秒吸って、口から8秒ゆっくり吐く
・ストレッチしながら呼吸を意識する
深呼吸は道具もお金もかからない、最もシンプルな肺の養生です。
夜更かしを避けて肺を休ませる
東洋医学では、夜3時〜5時は肺が活発に働く時間帯とされています。この時間帯にしっかり眠ることで、肺の回復を助けることができます。
完璧でなくてもOK。できる範囲で早めに眠る習慣を意識してみてください。
養生法②|食事で「肺」をととのえる
肺タイプにおすすめの食材
辛味のある食材
東洋医学では「辛味は肺に入る」とされています。適度な辛味は肺の気を巡らせる養生として用いられます。
👉 大根・ねぎ・生姜・にんにく・わさび
肺を潤す食材
乾燥しやすい肺タイプには、潤いを補う食材がおすすめです。
👉 白きくらげ・梨・れんこん・百合根(ゆりね)・豆腐・蜂蜜
バリア機能を高める食材
風邪やアレルギーに負けない体づくりのために、免疫をサポートする食材を取り入れましょう。
👉 山芋・なつめ・ぎんなん・松の実・もち米
肺タイプが控えたい食材
・辛すぎるもの(過度な量):肺の潤いを奪いやすいです
・冷たいもの・生もの:肺を冷やしてバリア機能を下げやすいです
・タバコ・乾燥した環境:肺に直接ダメージを与えます
「とりすぎない・続けすぎない」を意識するくらいでOKです😊
※咳が長引く・血痰が出る・息苦しさが続く場合は、早めに医療機関へ相談してください。
まとめ|今日からできるととのえ習慣3つ
むずかしく考えなくて大丈夫です。まずはこの3つから試してみてください。
- 朝起きたら深呼吸を5回行う(肺に新鮮な気を取り込む)
- 白きくらげや梨を食事に取り入れる(肺の潤いを補う)
- 室内の湿度を意識して乾燥対策をする(肺のバリアを守る)
小さな習慣の積み重ねが、カラダとココロをととのえていきます。
秋の乾燥・咳・皮膚トラブルがつらいと感じている方は、まず「肺をいたわること」を意識してみてください。
あなたのカラダは、ちゃんとサインを出してくれています。そのサインに気づいて、ととのえていくこと。それが私の考える「養生」です😊
次回は、「腎(じん)タイプ」の特徴と養生法をお伝えします。冷え・むくみ・耳鳴り・老化が気になる方は、ぜひ次回もお楽しみに。

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